内部の犯行

会社や工場、店舗などで何かが盗まれる時、あまり考えたくはないことですが、内部の犯行によるものが多いです。

勤務していた工場から大量の金線を盗んだ男が逮捕されました。
その男は勤務していいる間約100回にものぼって金線を盗んで転売していたそうです。

盗んだ金線は貴金属店に転売されていました。

内部の犯行というのはプロがみればだいたいすぐにわかることです。
例えば扉や窓にむりやりこじ開けて侵入した形跡がなかったり、確実に高価なものだけ盗まれてほかはあまり荒らされていないなどの形跡があったら内部の人間による犯行の可能性が高いです。

内部の人間による犯行というのは防ぐのが難しいです。きちんと社員教育をすることと、時間外に侵入できないようにすること、鍵の管理に工夫することなどが考えられます。建物内や重要な部屋への入退出履歴がとれるようになっていたりするのもいいと思います。

外部からの侵入者を防ぐためにはセンサーを設置したり、防犯カメラを設置したり、高性能の鍵でセキュリティを強化するなどが有効な方法です。

今回被害にあった工場は盗まれた金線の管理方法に問題があったのかもしれません。
それを知っている犯人がこれなら自分でも盗めそう、盗んでも足がつかなそうだと出来心を抱いてしまったのかもしれません。
働いている人間は内部の事情をよく知っています。ずさんな管理、防犯意識の低さなどを内部の人間に見破られないようにすることがまず大切かもしれません。